菊芋とは?どんな野菜?特徴・食べ方・菊芋茶を解説
「菊芋(きくいも)」という名前を、健康や食の話題で見かけたことはありませんか。芋という字が付いていますが、じつはじゃがいもやさつまいもとは別の種類の野菜です。このページでは、菊芋がどんな野菜なのか、味や食べ方、そして手軽に取り入れられる菊芋茶までを、はじめての方にも分かるようにまとめました。
収穫したばかりの菊芋。しょうがのようなごつごつとした見た目をしています。
菊芋とは?どんな野菜なのか
菊芋(きくいも)は、キク科ヒマワリ属の植物です。名前に「芋」と付いていますが、じゃがいも(ナス科)やさつまいも(ヒルガオ科)とはまったく別の仲間にあたります。ひまわりの親戚、と考えるとイメージしやすいかもしれません。
秋になると背丈2〜3メートルほどまで伸び、小ぶりな黄色い花を咲かせます。この花が菊に似ていること、そして地下にできる部分を食べることから「菊芋」と呼ばれるようになりました。
食べるのは、地下にできる塊茎(かいけい)と呼ばれる部分です。塊茎とは、地下の茎が養分をためて太くなったもののこと。じゃがいもも同じ塊茎ですが、菊芋はしょうがのようにごつごつとした、でこぼこの形をしています。皮の色は品種によって白っぽいものと赤紫がかったものがあります。
原産は北アメリカで、日本には江戸時代の終わりごろに伝わったとされています。丈夫で育てやすく、現在は北海道から九州まで、日本各地で栽培されています。旬は秋から冬にかけてで、11月ごろから収穫が始まります。
地上部。菊に似た黄色い花を咲かせます。
食べるのは地下の塊茎。しょうがに似た形です。
菊芋はどんな味?
菊芋は、じゃがいものようなほくほく感はなく、シャキシャキとした食感が特徴です。味わいはごぼうやれんこんに近く、ほんのりとした甘みと、土を思わせる素朴な風味があります。クセの強い野菜ではないため、いろいろな料理になじみます。
生で食べたとき
薄くスライスすると、梨やれんこんのようなみずみずしい歯ざわりです。加熱していないぶん、シャキシャキ感がいちばんはっきりと感じられます。
加熱したとき
炒めたり煮たりすると、食感がやわらぎ、甘みが出てきます。ただし加熱しすぎるとやわらかくなりすぎるため、短時間で仕上げるのがおすすめです。
お茶にしたとき
焙煎して煮出すと、ほうじ茶や麦茶に近い香ばしさになります。生のときの土っぽさは焙煎によって和らぎ、すっきりとした後味に。渋みや苦みはほとんどありません。
※ 味の感じ方には個人差があり、品種や収穫時期、調理法によっても変わります。
菊芋には何が含まれている?
菊芋の特徴としてよく紹介されるのが、イヌリンという成分です。イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、果糖がつながった構造をしています。菊芋のほか、ごぼうやチコリ、玉ねぎなどにも含まれている、身近な食品成分です。
菊芋は、でんぷんをほとんど含まないという点でも、じゃがいもやさつまいもとは異なります。「芋」と名前が付きながら、成分の面でも一般的な芋類とは性質がちがう野菜だといえます。
近年、食品業界ではイヌリンを含む素材への関心が高まっており、菊芋もそのひとつとして取り上げられる機会が増えてきました。
なお、菊芋は野菜であり、食品です。特定の症状や体質に働きかけるものではありません。日々の食事の選択肢のひとつとして、無理なく取り入れていただくのがよいと考えています。
菊芋はどうやって食べる?
菊芋はアクが少なく、下ごしらえもかんたんです。皮は薄いのでよく洗えばそのまま使え、気になる場合だけ包丁の背やスプーンでこそげ落とします。代表的な食べ方をご紹介します。
生でサラダに
薄くスライスして、そのまま。シャキシャキ感がいちばん活きる食べ方です。
炒める
きんぴら風に。ごぼうに近い風味なので、しょうゆ味とよく合います。
煮る・スープに
みそ汁やポタージュに。加熱で甘みが出て、やさしい味になります。
揚げる・チップスに
薄切りにして素揚げ。パリッとした軽い食感になります。
漬ける
みそ漬けやピクルスに。保存がきき、常備菜として重宝します。
お茶にする
乾燥・焙煎してお茶に。調理せずに毎日取り入れられる方法です。
菊芋は旬が秋から冬に限られ、スーパーでは通年見かけない野菜です。また、料理に使うには毎回の下ごしらえも必要になります。季節を問わず、手間をかけずに菊芋を取り入れたい——そんなときに選ばれているのが、次にご紹介する菊芋茶です。
菊芋茶とは?
菊芋茶(きくいも茶)は、菊芋を薄くスライスして乾燥させ、香ばしく焙煎したお茶です。ティーバッグにお湯を注ぐだけで、菊芋の風味を毎日の飲み物として楽しめます。
味と香り
焙煎してあるため、ほうじ茶や麦茶に近い香ばしさがあります。生の菊芋にある土っぽさは焙煎で和らぎ、すっきりとした後味に。渋みや苦みはほとんどなく、お茶の香りが得意でない方にも試していただきやすい風味です。
食事に合わせやすい
香ばしさが料理の邪魔をしないため、和食にも洋食にもなじみます。麦茶のような感覚で、食事どきの一杯として置いておけるお茶です。カフェインを含まないので、時間を気にせず飲めるのも特徴です。
調理より手軽に取り入れられる
菊芋そのものを料理するには、旬の時期に手に入れて、洗って切って調理する手間がかかります。菊芋茶ならティーバッグ1包をカップに入れるだけ。続けやすさという点で、菊芋を暮らしに取り入れるいちばん手軽な方法だといえます。
北海道産の菊芋について
菊芋は日本各地で栽培されていますが、北海道でも古くから育てられてきた野菜のひとつです。広い農地と、秋の冷え込みがはっきりしている気候のもとで、11月ごろから収穫期を迎えます。
毎日口にするものだからこそ、どこで育ったものかが分かる原料を選びたい。北海道セレクトのきくいも茶は、そう考える方に向けて、北海道産の菊芋だけを使ってつくっています。
北海道セレクトの
北海道産きくいも茶
北海道産の菊芋をじっくり焙煎した、ティーバッグ式のきくいも茶です。原材料は菊芋のみ。香料・添加物は使用していません。
産地の分かる原料だけ
香ばしさを引き出して
クセが少なく飲みやすい
原材料は菊芋のみ
お湯を注ぐだけ
こんな方におすすめ
菊芋茶のおいしい飲み方
ティーバッグ1包で、マグカップ1〜2杯分。お好みで濃さを調整してください。
ホットでじっくり
カップに1包を入れ、熱湯150〜200mlを注いで3分ほど。香ばしさがいちばん立つ淹れ方です。
アイスですっきり
少なめのお湯で濃いめに出し、氷を入れたグラスへ。1〜1.5Lの水に2包を入れ、ひと晩置く水出しも手軽です。
食事と一緒に
香ばしさが料理の邪魔をしないため、和食にも洋食にも。麦茶のような感覚で食卓に置けます。
北海道産きくいも茶を試してみる
中身は同じ北海道産きくいも茶です。飲むペースに合わせてお選びください。
よくあるご質問
菊芋とは何ですか?
菊芋(きくいも)は、キク科ヒマワリ属の植物で、地下にできる塊茎を食べる野菜です。原産は北アメリカで、日本には江戸時代の終わりごろに伝わりました。現在は北海道をはじめ日本各地で栽培されており、旬は秋から冬にかけてです。
菊芋は芋の仲間ですか?
いいえ。名前に「芋」と付いていますが、じゃがいも(ナス科)やさつまいも(ヒルガオ科)とは別の仲間で、菊芋はキク科です。ひまわりに近い植物にあたります。また、でんぷんをほとんど含まないという点でも、一般的な芋類とは性質が異なります。
菊芋はどんな味ですか?
シャキシャキとした食感で、ごぼうやれんこんに近い風味です。ほんのりとした甘みと素朴な味わいがあり、クセは強くありません。生では梨のようにみずみずしく、加熱すると甘みが出てやわらかくなります。
菊芋茶とはどんなお茶ですか?
菊芋を薄くスライスして乾燥させ、香ばしく焙煎したお茶です。ティーバッグにお湯を注ぐだけで淹れられます。ノンカフェインで、食事にもよく合います。菊芋を調理するより手軽に、季節を問わず取り入れられる方法です。
菊芋茶はどんな味ですか?
ほうじ茶や麦茶に近い香ばしさで、渋みや苦みはほとんどありません。焙煎によって生の菊芋にある土っぽさが和らぎ、すっきりとした後味になります。お茶の香りが得意でない方にも試していただきやすい風味です。
菊芋茶は毎日飲めますか?
食品ですので、毎日の飲み物としてお楽しみいただけます。1日1包を目安に、お好きなタイミングでどうぞ。ノンカフェインのため、夜のくつろぎ時間にも向いています。
妊婦でも飲めますか?
はい。ノンカフェインですので、就寝前やお子さま、妊娠中の方にも安心してお飲みいただけます。
菊芋茶をアレンジして楽しむ方法はありますか?
はい。お湯や氷で飲むだけでなく、料理やお菓子作りに取り入れるアレンジもおすすめです。詳しくはきくいも茶レシピをご覧ください。
北海道産の菊芋を使った商品の企画・品質管理を担当。産地や焙煎具合にまでこだわり、毎日安心して飲んでいただけるお茶づくりに取り組んでいます。